はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

アドリブで話す

 アドリブで何かをするというのはちょっと難しいことです。先日、生徒に3分のスピーチをさせたところ、大半の生徒は半ばくらいで止まってしまいました。彼らに共通するのは予め用意した原稿を読み上げるか、記憶してきたことを再現していることです。

 スピーチはコミュニケーションの一つの形態であって、そこには相手がいます。原則として聴衆からは即時の返事はないにしても、必ず相手が存在することを忘れてはなりません。スピーチが形として成り立つには、原稿の完成度よりもある意味で、伝えたい気持ちが表現できたかにかかっているのです。

 目を見て話すとか、声の届く範囲を意識するとか、聴衆の反応を確かめるとか。そういうことが実はとても大事なことを何度となく確認しながら、スピーチ体験をさせ続けていく必要がありそうです。

癒し励まし

 気がつけば最近読んでいる本は、自己啓発に何らか関わるものが多いのです。教育関係の書籍にもこの要素が大きく、情に訴える技術というちょっと屈折した技法を書き連ねたものがあります。

 癒し、励ますことを生産性向上と結びつけたビジネス書籍もあまたあります。時代の風潮なのでしょうか。体力的にも精神的にも追い込まれている人が多い時代には、清涼剤が求められるのかもしれません。

 教育の現場にいるものとして、この傾向にはどう対処するべきなのか。生徒には厳しい未来の状況が待ち受けています。高齢化にしてもAIの発展による産業革新にしても未知の領域が大きい。その中に送り出すには基礎的能力とタフな精神力は不可欠です。一方で自他を癒し励ますスキルもまた必要不可欠になるでしょう。

 学校も厳しく指導するべき場面と、個を尊重する場面を意識させなければ、次世代の担い手を輩出することはできないと思うのです。

通勤筋トレ

 ザックで通勤することが日常化した私ですが、ここにきて隠れた効用に気づいています。腹筋と背筋のトレーニングになっているのです。

 鞄にはノートや電子書籍リーダー、財布などを持ち歩き、時々少し重めのChromebookを入れています。これを通勤途中に背負うのです。電車の中では前に抱えて持ちますので、自然と背筋と腹筋を刺激することになっています。なるべく背筋を伸ばそうという見栄のようなものもこの筋トレには奏効しています。

 スーツにリュック等かつては許されざる組み合わせと思っていたのですが、始めてみると合理的なことが多く、しばらくは続けていきたいと考えています。

Google+終了

 Google+というGoogleFacebookのサービスが終了する予定だというニュースが入ってきました。私も利用したことがあります。ただ、外のSNSほど利用者が少なく、一部不可解な書き込みをする常連がいるのを嫌って最近は滅多にアクセスしていませんでした。

 Googleは不採算なものは大胆に切り捨ててしまいます。これまでも突然中止を発表したり、仕様変更をしたりすることが度々ありました。発展を続ける企業は判断も明確なのでしょう。ただ、継続性が価値観を生むものもあるのは確かです。

 大切なものはやはり苦労しても自分で作るしかない。費用がかかっても自分用のものを買うしかない。そんなことを考えてしまいました。

コンビニ・イートインは税高なのか

 消費税増税には軽減税率が適応されるようです。いくつか不可解なものも含まれていて、食料品の場合持ち帰る場合と、店内で食べる場合とでは税率が違うというものがあります。この場合少し引っかかるのが、レストランなど、ウエイター・ウエイトレスが給仕をし、テーブルの掃除をこまめにやる所と、実際にはテーブルと椅子を提供するだけで、配膳と片付け、さらにはテーブル拭きにいたるまでセルフサービスという場所とが同一視されることです。

 さらにはコンビニエンスストアにおいて最近増えてきたイートインスペースを利用すると税率が上がることになり、食料品を買った場合、店員からはそれをどこで食べるのかを尋ねられることになります。私は出先でよくイートインスペースを使うのですが、ちょっと困ります。

 かつてはコンビニの店先で缶ジュースや酒を飲む人の姿もよくみられました。ゴミ箱を台にして飲んで、スタンディングバーにしてしまっている光景もありました。近隣に迷惑がかかるということでゴミ箱を店内に設置し、イートインスペースを作ることで利用客の要望にこたえつつ秩序維持にも貢献する方策として機能してきたと考えます。

 税率が変わればたとえ1円違いでも外で食べた方がいいと思う人が出てくるはずで、コンビニの店先はまた飲食スペースになる可能性があります。駐車場というほどよい空間があるわけですから。

 軽減税率は妥協の産物であることは確かです。収入に関わらず一律に徴税する方法には経済弱者への配慮が必要であるので、このような方法はとるべき選択肢といえます。ただ、その運用面においては現実をより精査する必要があります。

10月の真夏日

 今日は正午前のこの時間に既に30度を超えています。10月なのに真夏日です。半袖を再び引き出して暑さに備えています。台風崩れの低気圧が南風を引き寄せているようです。異常気象はどこまで続くのでしょうか。