はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

文化・芸術

オルセーのナビ派展

有楽町駅近くの三菱一号館美術館で開催中の「オルセーのナビ派展」を観てきました。長い間、東京で暮らしながらこの美術館の存在を知らず今回が初めての訪問でした。都会の真ん中の美術館ですが、もともとオフィスビルとしてつくられた洋館の外見を再建した…

あどけない天使

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中の「大エルミタージュ美術館展」を観てきました。「オールドマスター西洋絵画の巨匠たち」というサブタイトルを掲げた展示でした。オールドマスターというのは16世紀から18世紀の評価の定まった気巨匠と呼…

都市を抽象化すると

町田市立国際版画美術館で開催中の「シリーズ現代の作家 追悼・木村利三郎」という企画を観てきました。展示室は一室の小企画ですが、私としては見ごたえがありました。 スクリーンプリントという手法を用いた作品の多くは都市を抽象化したもので、写実から…

魂の演奏

昨日、水戸室内管弦楽団の公演をミューザ川崎シンフォニーホールに聴きに行きました。地方都市の名を冠する小規模オーケストラの本拠地以外での公演はほぼ満席でした。それは小澤征爾が指揮するからです。 演目は指揮者なしで演奏されたモーツァルトのバイオ…

マリー・アントワネット展

六本木ヒルズ森タワーにある森アーツギャラリーで開催中の「マリー・アントワネット展」を観てきました。「美術品が語るフランス王妃の真実」というサブタイトルどおり、美術展というよりもアントワネットの歴史学上の新解釈に答えようとする意図が見える展…

描かれた女たち

東京富士美術館を観た後、八王子の中心部にある八王子夢美術館で開催中の「描かれた女たち /女性像にみるフォルム/現実/夢」を観てきました。この美術館は閉館時間が午後7時であり、かなり余裕を持って観覧できることがよいところです。ビルの2階部分をほぼ…

漢字三千年

八王子の東京富士美術館で開催中の「漢字三千年ー漢字の歴史と美ー」を観てきました。 漢字の発生から清末の西太后の書まで、様々な文字の入った作品が展示されていました。金文や竹簡、木簡、甲骨文字などの写真でしか見たことがなかったものが展示されてい…

ピーターラビット展

少し前のことになりますが、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中のピーターラビット展を観てきました。絵本の原画やスケッチなとが展示されていました。今年は作者のビアトリクス・ポターの生誕150年に当たるとのことです。 ピーターラビットのモデルに…

ガレの精神に学ぶ

東京ミッドタウンにあるサントリー美術館で開催中のエミール・ガレ展に行ってきました。ガラス芸術の作家として知られているガレですが、その多彩な作品群に触れることができました。 ガレの作品の中にはトンボやカマキリといった昆虫をテーマにした作品が多…

絵は口ほどに

町田市立国際版画美術館で開催中の「風刺画って面白い?」「小野忠重コレクション展」を観てきました。まったく趣の違う展示を続けてみることになりました。 「風刺画」の方はウィリアム・ホガース、オノレ・ドーミエらの歴史的な価値のある風刺画を展示して…

メアリー・カサットのジャポニズム

横浜美術館で開催中のメアリー・カサットの特集をみてきました。アメリカ人の女性ながらパリに渡って絵画を学び、印象派の画法を身につけ画業を大成させた人です。 ドガとの交流を通して印象派の画法に磨きをかけたカサットの絵はまさにその主流と言えるタ…

光と緑の美術館

相模原市中央区横山にある光と緑の美術館に行ってきました。個人の開いた美術館であり、小さいですが収蔵の趣味がはっきりと出ていました。今回観たのは「イタリア20世紀美術 巨匠たちの表現~M.マリーニ、G.マンズー、P.ファッツィーニ、E.グレコの版画、素…

ラファエル前派展

渋谷のbunkamuraザ・ミュージアムで行われている「英国の夢 ラファエル前派展」を観てきました。ビクトリア王朝時代の絵画の革新的運動であったラファエル前派と呼ばれる人たちの作品の流れを時代の流れや、テーマに沿って展示したものでした。 19世紀半ば過…

西山美術館

昨日、町田市野津田にある西山美術館に行ってきました。西山由之氏のコレクションを集めた市立美術館です。美術作品としてはロダンの彫刻と、ユトリロの絵画を収集しており、特にユトリロに関しては世界有数のコレクションだそうです。 野津田は町田の中では…

ホイッスラー展

横浜美術館で開催中のホイッスラー展を観てきましたので、簡単に感想を残しておくことにします。ホイッスラーはアメリカ人でありながらパリやロンドンで人生の大半を過ごした人です。ロシアのサンクトペテルブルグにも住んだことがあります。このことと関係…

赤瀬川原平×尾辻克彦 文学と美術の多面体展

町田市民文学館ことばらんどで開催中の「赤瀬川原平×尾辻克彦 文学と美術の多面体展」に行ってきました。町田市に晩年移り住み屋根にニラを植えたニラハウスなるユニークな自邸までを造っていました。画家としては前衛芸術的な作品を残し、さらには尾辻のペ…

プーシキン美術館展

先日、横浜美術館で開催中のプーシキン美術館展を観て来ました。ポスターにもなっているルノワールの愛らしい女優の絵の他、フランス絵画の見事なコレクションでした。やはり印象派の作品が心に残ったのですが、より古い時代の古典主義的な絵画にも様々な発…

テナルディエの末裔

先日、帝国劇場でミュージカル「レ・ミゼラブル」を観てきました。新しい演出と配役ということや、映画版を観た印象もまだ消えていなかったのでいろいろな意味で楽しみに劇場に向かいました。幕が下りた後、期待を裏切らない演技の迫力と、工夫が見られるさま…

ベルサイユのばら

東京宝塚劇場で「ベルサイユのばら オスカルとアンドレ編」(月組)を観て来ました宝塚の古典とも言える作品であることはいうまでもありません。歌劇団100周年に向かって名作の再演が続くようですが、その代表作の一つです。 今回の演出ではオスカルとアンド…

ルーベンス展

渋谷のBunkamuraで開催中のルーベンス展を観てきました。17世紀の絵画のエネルギーを感じることができました。ルネッサンスの影響の色濃い、人物の描写とそれ以前の神話や聖書を題材にした伝統的素材の結晶といえる作品に注目しました。また、弟子や交友関係…

北斎展

先日、三越前駅の近くにある三井記念美術館で開催中の北斎展に行ってきました。有名な富岳の画や北斎漫画と言われる小品まで多くの展示がありました。 間近で作品を見ると細かな描写と大胆な構図、いわゆる遠近法のルールにはんする画法など聞いてはいたもの…

横浜美術館の「ドガ展」

横浜美術館で開催中の「ドガ展」を観てきました。ドガといえば踊り子の作品が有名です。今回もメインはエトワールと題されたオルセー美術館所蔵の絵画でした。しかし、私は美術は詳しくありませんが、ドガの作品の真骨頂は肖像画ではないかと愚考しています…

ロックの流れる阿修羅展

昨晩、現在東京国立博物館平成館で開催されている「国宝阿修羅展」に行ってきました。興福寺創建1300年記念の展示です。実は「阿修羅ファンクラブ」なる不思議な企画の観覧券を使って入場しました。通常の開館時間は午後6時までですが、それ以降はこのファン…

コマ劇場営業休止

報道によると新宿コマ劇場が年内に営業を休止するそうです。何度か観劇をした劇場だけにとても残念です。 コマ劇場は中学時代の同級生のお父様が勤務されていた縁で招待券をいただいて観劇したのが最初だったと思います。その後、歌謡ショーに行ったと思うの…

陵墓調査に期待

読売新聞のニュースによると、奈良市の神功皇后陵に考古学者の調査が入ったといいます。これまで天皇陵など皇族の祖先の陵墓は発掘ができなかったのですが、大きな方針転換があったようです。今後の発見が日本の古代史を豊かにし、より正確な姿が解明される…

六日のあやめ 十日の菊 十五日のチョコレート

昨日はバレンタインでした。私は沢山の義理をいただき、また義理の負債を負うことになりました。チョコレートを贈る習慣はヨーロッパにもあり、一説によると19世紀のロンドンの菓子会社がバレンタイン・ギフト用に売り出したチョコレートの詰め合わせに起源…

源氏物語千年紀

今年は源氏物語成立から1000年にあたる千年紀とされ、さまざまな記念行事や出版が企画されています。昨日は読売新聞の社説にこのことが取り上げられていました。源氏物語の成立や来歴に関しては諸説がありますが、紫式部日記の記述から今年をその年とするよ…