はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

文庫になった参考書

 通勤電車の中で参考書を開いて勉強をする高校生の姿を時々見かけます。赤ペンなどで書き込みのある参考書を懸命に読んでいる姿は、頼もしくも、微笑ましくも、また懐かしくもあります。
 さて、私もいま電車の中で受験参考書を読んでいます。といっても、文庫になったものです。小西甚一『古文の読解』(ちくま学芸文庫)です。大学受験用に書かれたものとはいえ、いま読み返してみると、極めて親切な古文入門書だったのです。
 私が使っていたのは同氏の別の参考書ですが、活字が多く、字体がどこかクラシックで分量も多い、取っ付きにくいものと記憶しています。それをこうして読み返すことになるとは思いませんでした。
 昔使った参考書にはいろいろな発見があるので、機会があれば再会をおすすめします。