はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

パク・チソンの言葉

 「日本は弱くなった」。
 サッカー日韓親善試合で日本チームを圧倒した韓国のエース、パク・チソン(朴智星)の試合後のコメントはマスコミにも大きく取り上げられました。所属するマンチェスターユナイテッドでも中心選手である彼の言葉には重みがあります。
 私がパク選手のプレーを最初に直接観たのは2003年元旦の天皇杯決勝です。中立地帯であるはずの国立競技場のほとんどは人気チーム、鹿島アントラーズのサポーターでしたが、試合に勝ったのは彼の所属する京都パープルサンガでした。その時も彼は得点を挙げたのです。グランドを走りまわるプレースタイルは印象的でした。
 パク選手はJリーグでプロ選手生活を始め、三浦知良選手に憧れ、日本語をマスターして日本のチームに溶け込もうとしました。この天皇杯を最後に日本を離れ、ヨーロッパでの活躍を始めるのです。日本はパク選手の飛躍への第一歩を歩んだ地であり、多くを学んだところだったはずです。それ故に日韓戦の日本の戦力に物足りなさを感じたのでしょう。
 関係諸兄には、彼の言葉を重く受け止めて、日本サッカーの建て直しを期待したいと思います。