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ゼルビアサポーターの挑戦

 私の心の中ではFC町田ゼルビアが来季からJリーグに参加することは決定事項になっています。確かに戦力的に不安なところはありますが、きっと克服してくれると思っています。
 さて、選手ではなく観客にも挑戦しなければならない課題があります。集客数という「数」の問題は誰もが認識していることでしょう。私のいいたいのは「質」の問題です。
 野津田の観衆はサッカーを知っている人が多いと聞いたことがあります。おそらく、贔屓目の評判でありそれはどうとでもいえることでしょう。私が感じるのは少年の参加率が高いということです。これは少年サッカーから発展したゼルビアにとってはとっても大切な財産であり、他のクラブにはない特徴だといえるでしょう。
 中には途中で観戦に飽きてしまう子もいますが、それは子どもゆえ当然のこと。スタジアムで大人たちの真剣勝負を見る機会を持てることそれ自体が貴重だと思うのです。
 かつてこのブログでも何度か書きましたが、試合後に選手がスタンドまであいさつに来た時、子どもたちは選手を「コーチ」と呼び、選手は子どもたちを名前で呼ぶという光景があります。これがゼルビアというクラブの特徴です。
 サッカー少年の目標としてのゼルビアという位置づけをこれからも維持していくことが、このクラブの存在価値であると私は思うのです。そうでなければ他との区別はなくなります。
 これからもサポーターがこの雰囲気をスタジアムに残せるのか。大きな問題です。最近は観衆が増えましたが、なかには少年諸君にはあまり見せたくない観客もいます。選手や審判への必要以上の悪口雑言は、少年の心に残ることは必然です。ゴミを捨てていく大人も困りものです。
 Jリーグ昇格前に、少年サッカーの町のスタジアムとしての雰囲気を確立できるのか。この時期のゼルビアのサポーターの大きな挑戦だと私は思います。