はてなの毎日

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睡眠中の冷房という常識

 今年の酷暑は自宅内での熱中症の死傷者という現象を顕在化しました。かつて冷房をかけたまま寝ると風邪を引く、下手をすると死ぬといわれていた時代があったことを覚えている人は少ないのかもしれません。
 最近のエアコンは温度のコントロール機能も充実し、それなりの節電機能もあるのでかつてほど深刻にならなくてもいいのかもしれません。しかし、それにしても今年の桁外れの猛暑はこれまでの常識を覆しました。
 ところで、冷房があるのが当たり前という前提がどうも最近の報道にあるような気がしてなりません。確かにエアコンの普及率は相当にあるのでしょうが、なかには設置することができない世帯もあることを忘れてはなりません。高齢者の熱中症被害者のなかにもエアコンがない住居だったり、あっても電気代の負担を恐れてつけていなかったりするケースがかなりあると聞きます。
 日本の格差社会はとても複雑で見えにくいのが現状です。弱き者の立場に立った言動を考えなくてはなりません。