はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

使い続ける道具

 大量生産大量消費が当然になった今日、新しいものこそがよいとする価値観が定着しています。一方で過去のものに対する尊敬の念が薄れ、使い捨てが日常化しています。消耗品のみならず、耐久性のあるものや、果ては人間関係にまでこの論理が拡大されるのです。
 古いものにこだわるのは経済成長の妨げになると言われてきました。しかし、日本の将来がこれまでのような急成長は望めないことは明らかです。また、環境問題という生死に関わる問題を知ってしまったいま、物の浪費はそのまま滅亡のカウントダウンを早めることになります。
 大切なのは使い続ける道具を持つことなのでしょう。そのためには様々な工夫が必要です。その方法を共有することが現代の知恵なのかも知れません。