はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

日韓中の付き合い方

 欧米の経済危機の影響を受けていっこうに前進しない世界経済状況のなかで、地域の連携が大切になっています。極東地域でわが国と韓国、中国が政治的経済的にリーダーシップをとるべき立場にありますが、それぞれの国の立場や歴史的ないきさつが連携を邪魔しています。
 日韓の間にはいまだに従軍慰安婦の問題や竹島(独島)問題が取りざたされてます。精神的な痛みを残す慰安婦問題には根本的解決はありえませんが、これが国際問題として他の国益を阻害することがないように、わが国も韓国も何らかの「歴史的」行動をとる方がいいのではないでしょうか。
 日中の間にはさまざまな問題があります。政治体制が異なる中国とは韓国とのような付き合い方はできません。あくまで政府としては是々非々の立場で付き合うしかない。しかし、民間のレベルではこれほど交流が深い国はなく、ソフトパワーで交流していくしかありません。中国政府が自国民に行っている偏向した教育も中国国民自身が乗り越えていくリテラシーをもつのも時間の問題であると思います。
 何が国益に叶うのか、何にこだわり、何を優先するのか、それがこの地域で考えられなければ、他地域の波に翻弄される世界の辺境地の位置を抜け出せないのではないでしょうか。