はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

災前災後

 東日本大震災から3年目の日が近づいてきました。このブログはそれ以前から書いていますので当時の様子を過去の記事から読みなおしてみました。3年前の今頃は大災害が起きることなど想像だにしていませんでした。いつものように花粉症の心配や、まもなく開幕するはずだったJFLでの町田ゼルビアの活躍への期待、緊迫していたリビア情勢について漠然たる不安などを漫然とそぞろ書きしています。

 震災を機に私の精神的な基軸のうちのなにかが大きく変わりました。今は永遠に続くのではないのはそれ以前から分かっていましたが、その変わり方は駆らずしもゆっくりと起きるとは限らない。ある日突然根本から激変することもあることを痛感したのです。

 ただし、多忙な日常の中であれほどの衝撃も次第に鈍化し摩耗して、歴史という本棚の中に並べられてしまう。埃をかぶって文字さえ読めなくなる。

 震災の日はその埃を払い、アルバムを開く日です。そこに残されている心象風景には辛いものが多数ありますが、そこに目を向けることが大切なのでしょう。東急電鉄は震災の発生時刻にすべての電車を停める訓練を行うとともに黙祷を捧げることを予定しています。そういう取組みも大切なのかもしれません。