はてなの毎日

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育成される差別主義

  浦和レッズサポーターが掲げたJapanese onlyの横断幕を巡って様々な議論がなされています。リーグは無観客試合を義務付ける処分をしたとのことですが、プロチームにとってこれは大損失です。関連産業に与える影響も甚大で当該サポーターは結果的にサポートとは正反対の大損害をもたらしてしまったことになります。なお、問題の横断幕の意図が統率の取れた応援をしたいからという目的があったとの証言もあり間違いなく差別主義に基づくものであったことが確認されています。

  さて、差別主義は我が国にはかなり長く存在すると思います。ただ、一部のマイノリティに対するものでしたのでなかなか表面化しない。それがこのところかなり露骨に現れている気がします。差別はしばしば情報や知識の不足からおきます。また、最近の例では若年層にもみられることから、一方的で偏狭な価値観しか持ち合わせないことが差別表現に繋がっていると思います。
  こうした問題に我々はあまりにも無警戒でした。日常の不満を愚痴っているうちに子供たちが差別主義者になっていたということはないでしょうか。構造的な問題を考えざるを得ないのです。