はてなの毎日

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増税後の割引

 いよいよ明日から消費増税です。私自身の3月の消費はさすがにいつもより多めでした。この機に買ってしまおうと思っていたものを中心に購入しました。しかし、いくら買いだめてもそれはささやかな節約に過ぎず、むしろ無駄遣いをしてしまったのではないかという後悔も少々残っています。

 私が利用するスーパーでは4月上旬にさまざまな割引策を打っています。たとえば一定期間、3%割引というのがあります。増税分を割り引くというわけです。このような商法は大手の流通業界では広範囲に行われる可能性があります。増税の重圧感を解放するかのような表現に飛びつく消費者は多いことでしょう。

 こうした工夫がしにくい小規模小売店にとって増税はかなりの負担なのではないでしょうか。会計のシステム変更も大変ですし、増税分を価格に反映すること自体が難しいように思います。結局増税分のうちの何割かは消費者から徴収することができず、実質上の売り上げ減になることはないのでしょうか。

 税率の上昇に関しては国家財政の現実化から致し方ないと考えていますが、その運用を間違えると実際の効果とは違う方面で打撃を与える方面があるのではないかと危惧するのです。