はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

場面に応じた導入を

 タブレットなどを使ったICTを利用した授業が、先進的なものとして歓迎されている傾向にあります。確かに通信機能を使ってデータの双方向通信を行うことは、対話型授業の展開の補助になることは容易に想像がつきます。

 ただ、こういう技術を使うことが向いている分野と向かない分野があることだけは忘れてはなりません。コピー・アンド・ペーストが高級な学問の正解でも問題視されているように、データの安易な援用もしくは盗用が、物事を根本から考えることを阻害しているのはすでに周知の事実です。中等教育の時点まででは結論を急ぐより、じっくりと物事を考えさせることの方が大切な場面の方が多いと思います。

 単に結果が早く得られるという理由だけでICTを教育の場面に持ち込むのは反対です。どのような場面に導入するのかをよく吟味する必要があるのではないでしょうっか。