はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

相撲型か柔道型か

  先日、読売新聞が日本の人口減少問題について特集を組んでいました。残念ながらこの先日本は急速に人口を減らし、先進国としての国力を保てず国際的発言力も小さくなっていくとのこと。
  労働人口も当然ながら減少せざるを得ない。そこで発生するのが外国人労働者であり、最終的には移民ということになるでしょう。国力の維持のためには避けられない選択肢です。
  多民族国家へと推移する可能性があるということになりますが、その際にどのような国家を目指すのかについて空想しています。一つは既存の文化、習慣をなるべく維持する形で移民を受け入れるというものです。つまり、日本語を話すことを原則とし、伝統的な価値観に基づいた評価基準、規範を現状のまま維持しようとするものです。仮にこれを相撲型と命名します。角界の国際化は急速に進んでいますが、力士には伝統的な外見のみならず、勝負観、人生観に至るまで伝統的なものを要求します。土俵に上がるのはあくまで地方出身のしこ名を持った力士です。これと同様に移民に対してもあくまで和式を要求し、それができる限りにおいて差別はしないという社会です。
  もう一つが柔道型です。柔道は国技ですが、オリンピック種目となったことで国際的競技になりました。これはもはや和式は絶対的ではなく、いくつかの考え方の一つであることを意味します。技の美しさに拘るのはあくまで日本人の価値観であり、勝敗に固執する外国人選手のありかたも対等な価値観として存在するのです。受け入れた移民が本来持っている文化に配慮し、それを容認していく社会の形です。
  実際にはこのようにはっきりと分かれるものではないでしょう。ただ、この先何を目指すべきかについては考えておく必要性を感じます。
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