昔の歌
カラオケにひさびさに行きました。今日は少し肌寒いこともあってか予想以上に混んでおり、少々待ちました。根強い人気があります。
最近のカラオケはコントローラで曲の予約までしてしまいます。選び方にもいろいろあって、歌手名や曲目のほかキーワードを入力すると関連する曲を検索してくる機能もあります。また自分の年齢を入力するとその世代の好みが選定されて画面上に並ぶという機能もあります。すっかりそのシステムの面白さのとりこになってしましました。
勧められるままに曲を予約してみると最初の方は思い出せなくともサビ前辺りからかなりはっきりと思い出すのです。実に不思議なことに一度思い出すと最後まで歌えます。
若い頃は頭が柔軟で覚えるのが簡単だったということはもちろんあるでしょうが、かつてはレコードやテープで何度も繰り返し聞いていたことが大きいのだと思います。アルバム曲などはそれが並んでいた順番で曲を思い出すことさえあります。
現代のデジタルメディアでの音楽の享受は非常に便利なのですが、かえってそれ故に一定の曲を繰り返し聞く機会が減っているのではないでしょうか。擦り切れるまで聞いたという「努力」がいまは恐ろしく失われている気がしてなりません。