はてなの毎日

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解釈

  憲法の解釈見直し論議が話題となっています。変えられないなら今のままで別の解釈で運用というのは非常に危険な香りがします。現在の政界の情勢ではこの流れは止まりそうもありません。国民としては越えてはならない一線に近づいていかないかを監視するしかないようです。
  さて、古典を教える私としてはこの問題は別の興味深い問題でもあります。古典作品の解釈も時代の影響を濃厚に受けて受けている可能性があることです。万葉の防人の歌の一部が戦時中、戦意高揚のために利用されたことは有名ですが、多くの作品においてそれぞれの時代の要請に基づいた解釈が施されてきたということを考えておかなくてはならないと思います。