はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

大臣になることを前提に

 安倍政権の閣僚のスキャンダルによる辞任が相次いだことはとても残念です。昭和の自民党が戻ってきてしまったような感じがします。安定政権では腐敗が起こりやすいとはいいますが、今回の場合は政治家としての自覚、大臣としての資質の問題が問われました。どちらも女性であったことも残念です。

 女性が大臣に向かないというのではなく、大臣になることを前提に政治活動をしていなかったのではないかというのが素人として私の考えです。これからは、一時的な人気取りのためのタレント議員ではどうにもならない難局が待ち受けています。政治への情熱や行動力、そして周囲を見渡す能力がある人物であるならば、性別や年齢は問わず支持したいと思います。そのためには自分が首相もしくは大臣になる意志がある方に政治家になってほしい。大臣になったら当然追求されるべき身辺のことについていつでも説明できるようにしておいてほしいと思います。

 いま必要なのは政権争いではありません。未来に夢を見られなくなりつつある日本人に、いかにやる気を起こさせるか。今までとは違う幸福の形を作り出し、提示できるかが指導者の手腕の見せ所ではないでしょうか。市場操作で一時的な夢を見せてくれた現政権が次にやるべきことは幸せの実感を国民に感じさせることです。野党も含め、このことを実現してくれるリーダーの出現を待望しています。