はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

認めてもらうこと見られること

  高校生の演劇を見ていて思うのは見られることの意味です。私たちは誰かに見られることによって自分の姿、存在を常に確かめながら生きています。見られることに快感を覚える時は、自分の存在が認められていると感じるからでしょう。人目を気にするのは見られることを嫌っているのではなく、心の自画像と他人が自分をどう見るかという期待値が離れていると感じる時に起きるのであり、他人の存在が不要な訳ではありません。
  演劇というものは演じる役を共演者や観客に認めてもらうことによって成り立つものであって、人間関係の実際そのままであることになります。芝居はそういうことを分かりやすく抽出してくれる所が面白いのです。