はてなの毎日

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富山が日帰り圏内に

 来年から運行が始まる北陸新幹線の最速タイプでは東京・富山間が2時間余になるとのこと。こうなると日帰り圏内と言えます。「終電」の設定にもよりますが、日中の観光を楽しんで夕食を食べてから新幹線に乗るというパターンも生まれそうです。

 かつて富山に住んでいた私から考えると、こういう観光客の受け入れ先が富山には欠けていると思います。いそがしい旅行者が手っ取り早く旅情を感じられる場所が必要です。そして、それが何度も来たいと思う場所である必要もあります。

 新幹線開通によってJRではなくなる在来線の沿線の町も、手をこまねいているのではなく、存在感をアピールしてほしいものです。そうでなくても地域格差の顕在化している今、新幹線が地域経済の活性化に役立つというのは絵に描いた餅であり、実際には東京への人材吸収の具でしかありません。若者に地元に定着してもらうためにも、富山に商機ありということを示してほしいと思うのです。