はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

魅力的な日本のパソコン

 円安が続く中で工業製品の生産拠点を日本に回帰させる動きがあるようです。これを機に日本のものづくりの精神を取り戻してほしいと願うばかりです。現状が為替相場が生み出したあくまでも人為的かつ一時的な現象であろうとも、この機を利用すべきです。安ければいいという路線を続ける限り日本の産業に勝ち目はありません。高性能やデザイン性により魅力的な商品を、できるだけ安く提供する力を身に付けるチャンスだと思います。

 最近、発表されたVAIOの新シリーズは、かなりこだわりのあるハイスペックな作りになっています。ユーザーを特定した使い勝手の良さそうなマシンです。ただ、それゆえに価格はかなり高めで、私にはとても手が出ません。


VAIO | 商品情報 | VAIO Z

 

 また、パナソニックレッツノートのシリーズは前から定評があるのですが、頑強にして高い信頼性のビジネス向けパソコンとして発展してきています。

パナソニック CF-RZ4CDEJR レッツノート RZシリーズ

 ただし、いかんせん値段が高すぎる。良い品を作っていただきたいといいながら矛盾していますが、日本の製品はいいけれども手が出ないというのが現状です。

 私の持っているのはずいぶん前の型の中古品ですが、このシリーズの堅牢性と安定性は今まで使ったパソコンのなかでは抜群の出来です。

 高級品だけを造って存在価値を残すことも大切ですが、それでは先細りになるはず。高性能機能を一部盛り込んだ普及版のような製品の展開を期待したいと思います。

 円安政策の本当の目的は為替で差益を上げるのではなく、国内産業に力を付けさせる機会を与えることであったはずです。パソコン事業だけではなく、すべての業界においていまは飛び上がるために力を蓄える時であると考えています。