はてなの毎日

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ガラケーは財産

 2017年で従来型携帯電話が製造中止になるとのニュースが流れています。また昨日、NTTドコモはそれでもサービスはやめないとのコメントをしたそうです。小さな筐体に様々な機能を詰め込んだ携帯電話は我が国の技術の粋です。諸事情でスマートフォンに市場を奪われつつありますが、そもそも並列的に扱うのがおかしいのかもしれません。

  我が国の携帯電話は通話機能への拘りがあります。周囲の騒音にあわせて音量を調節したり、骨伝導を利用した通話などがその典型です。人口密度の高い地域でのコミュニケーション手段として進化してきたのです。最低限の情報を小さな画面に配列するウェブや、FeliCa対応なども工夫の賜物です。

  小型コンピュータであるスマートフォンと機能面では争うことができませんが、電話であることから始まり、付加価値を高めてきた携帯電話と、通話があくまでも一つの機能であるスマートフォンでは目的もやれることも違って当たり前なのです。

  だから、両者は並存できると思います。並存しなければならないと思うのです。恐らくガラケー廃止論の真の原因は収益性にあるのでしょう。この点を解決できれば、ガラケーの進化は止まらないと私は思うのです。