はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

隣人への愛憎

  日韓の国民の相互の好感度が相変わらず低いことがメディアの調査で発表されました。日本のことをよく思わない韓国人が非常に多いのは残念としか言いようがありません。戦中の関係と日本の謝罪が不足しているのが主因と言われています。ただ、戦中を体験する人口の比率を考えると、教育の成果そのもののような気がします。反戦の叫びはやめてほしくはありませんが、どうも国民が権力側に巧みに操作されている気がしてなりません。
  同じことは日本にも言えます。ヘイトスピーチのような明らかな違法行為に賛同する人はほとんどいませんが、書店からなくならない嫌韓本の山はこの感情が一定多数に共有されていることを意味するものです。無根拠に経済崩壊予測を出した本の幾つかはすっかり賞味期限をすぎてしまっているというのに。
  もし韓国の方がこの文章を読んでいるとしたなら、知っていただきたいことがあります。日本のテレビに韓国語が聞こえない日はありません。それも数時間にわたって、一般のテレビに流れるのです。ドラマやポップスは根強い人気があります。あくまで創作されたものではあっても朝鮮半島の歴史に興味を持ち、知識を持っている一般人が増えてきました。韓国の産業の成功は羨望と嫉妬のもとにはなりますが、一方ではアジア人としての目標として歓迎する人もいます。
  世界的な流れを考えると極東の小国同士がいがみ合っていても何の益もありません。漁夫の利を奪われないかと心配になるのです。