はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

帰る勇気

  公務員が始めたいわゆる「ゆう活」は、本来退勤時間を早めることが目的のはずです。ただし、退勤に関する決まりは特に決められていないように報道されています。その前提で話を進めます。
  夕方の時間を活用しようという考え方自体は面白いのですが、いざ何に使うかというと特にないという方が大半なのではないでしょうか。それならば、明日のために仕事を少しでも進めておきたいと思うはず。結果的に勤務時間が伸びるだけになります。
  ならば、退勤時間にも下限を設けるべきであり、ある種の強制力も必要です。実は私の職場も四月から勤務時間が10分だけですが前にずれました。拘束時間の下限も早くなったのですが、実際の退勤時間はむしろ遅くなりました。ありあまる仕事がすべてに優先してしまうのです。
  労使双方に帰る勇気が生まれない限り、ゆう活は不可能なのです。