はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

観察力

  コーチングという人材活用術については以前からその重要性が指摘されていました。教育の現場では「声掛け」と言われることが多い個人への助言の方法です。この方法が成立するためには助言者の観察力が基本になります。
  ある生徒が何かしらの問題を抱えている場合、その原因が何であるのかを素早く仮説し、それに対する助言をしていかねばなりません。考えていたことが間違っていた時には即座に次の対応策を考える必要があります。常に相手の様子や状況を観察し推測する必要があるのです。
  現在の教育現場ではクラスの一斉授業とその他の業務とを並行して行うのが一般であり、個人への助言の時間は原則として隙間に行われています。この辺りを再考することが必要と感じています。