はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

教員の個性

  同一学年を複数の教員で分担する時は、授業の進度に気を使います。普通は同じ考査問題を使って評価するので、教えたことに差がつかないようにします。出題前に不公平感がでないよう最小公倍数の出題を心掛けます。
  ここまではよいのですが、授業の細部に至るまで統一するのは間違いであると思います。教員にはそれぞれの個性があり、それを活かした教え方をするのが最も効果的だと思うのです。経験に基づく話は指導書に示された教授法よりも説得力があります。それが迂遠に思えても生徒の理解につながる説明もあります。特に国語という教科ではこれが大切です。
  目的、目標はすり合わせても過程にはこだわらない。それが分担の原則だと考えます。