はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

若葉の葉ずれ

 今日は出勤日です。いつもより人気の少ない駅前を、多少の余裕を持って歩いていると一つ発見したことがありました。若葉の葉ずれの音を聞いたのです。
 再開発が進む駅前に僅かに手付かずの場所があります。楠が立つその場所は根本に僅かな土の空間を持っています。そこにかつて手をかけられていたと思われる躑躅が幾株かあり、さらに風や鳥が運んできた様々な植物が生えています。
 今朝はその様々な植物の葉が風に吹かれて揺らめき、互いに擦れあってささやかな音を立てているのに気づいたのです。このところおそらく毎日立っていたはずなのに。聞く耳がなくては聞こえないものがあるのです。