はてなの毎日

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中傷が政策

 アメリカ大統領選挙で共和党がトランプ氏を候補にしたことは国民の現状への不満を物語るものであると思います。一定の国や民族、あるいは特定の人物への非難が連発されているのに、それを問題視せず、逆に自分の現状を改善するものと受け取ってしまう人々が一定の割合で存在するのです。実務経験のないトランプ氏が政策を実現できる可能性は少なく、むしろ側近に牛耳られることは明らかでしょう。

 規模は全く違うものですが東京都知事選も候補者の政策が見えない。漏れ聞こえるのは中傷にもにた対立候補非難ばかり。マスコミの中にもその片棒を担ぐ者までおり、失望感が否めません。

  選挙が当座のカタルシスや不満披露会になっていることは民主主義の危機ということもできます。衆愚という歴史用語が繰り返されないことを祈るばかりです。