はてなの毎日

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パソコン知らず

 事実かどうか検証不足なのですが、最近の若者の中にはパソコンを使わず、スマートフォンタブレットですべてをやっているとのこと。また、パソコンを使うにしても、それがどのように動いているのかについて関心がなく、既製品のソフトを動かすだけという人が大半を占めているようです。それだけ、身近な端末としてそういった機器が普及しており、使いやすい環境ができているということではありますが、少しだけ気になることがあります。

 スマートフォンタブレットはアプリといわれているものが充実しており、それを操作すれば大抵のことは事足ります。その操作方法も直感的なものが多く、マニュアルなしでもすぐに目的の作業ができます。しかし、よく考えてみれば、できることは限られており、おおざっぱなことは大体できるが、細かいニーズには答えられないといったものが大半です。それは出来合いのソフトで何かをやろうとすることの限界です。

 普及段階のパソコンを操作していた世代の人は今のようなアプリがなかったので、自分である程度の操作手順を考えていました。なかにはマクロのようなものを書いて自動化する人もいましたが、多くの人はそこまではできません。それでも自分がやるべきことをどうしたら少しでも効率化できるかを常に考えていました。

 パソコンを通過していない世代にもこれをやることは必要だと思います。その意味で自分でアプリを作るような意欲を持ってもらうことは大切だと思います。プログラミングを中等教育でかじるというのもその意味では賛成です。結果だけを享受するのではなく、プロセスを大切にしなければならないのはこういうことにもいえると思います。