ピーターラビット展
少し前のことになりますが、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中のピーターラビット展を観てきました。絵本の原画やスケッチなとが展示されていました。今年は作者のビアトリクス・ポターの生誕150年に当たるとのことです。
ピーターラビットのモデルになったのが、ポターの飼っていたピーターパイパーといううさぎであったということ、彼女が様々な生き物をスケッチしていたことが作品制作の背景にあったこと、得た利益を湖水地方の環境保全のために寄付し、いまだにそれが保たれていることなどを知ることができました。
彼女を主人公とした映画を数年前に見ました。自然に対する愛情や、最初の婚約者との悲劇などを記憶していましたが、作品を直接見るとその人生の有様が胸を打ちました。
キャラクター商法の開拓者であったり、畜産家としての一面など、知らなかったことの発見もありました。
ピーターラビットのはなしを始めとする絵本のストーリーを改めて読んでみると、様々なメッセージがあることに気づきます。ユーモアのなかにもエスプリやペーソスが内在する独特の世界です。もう一度じっくりと読み直してみたくなりました。