はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

雪の幻想

 魚津に住んでいた頃の思い出はかなり薄れかけているのですが、それでも印象的に覚えていることがあります。雪の降る前後のことは特に思い出します。

 天候の崩れる前は僧ケ岳が浮き出して見えること。激しい雷鳴とともに降る雪、刻々と変わる雪の形、積もり出すと瞬く間に白くなる田畑の色、路面の融雪装置、 スコップ、ママさんダンプ、 開かない玄関、埋もれた車、 スリップ、タイヤの空回り。

 すべてが懐かしいです。東京は乾燥した快晴。快い晴れではなく、雲がほとんどないということです。しばし、雪の思い出で乾いた心にわずかに水分を与えたいと考えました。