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大統領制

 アメリカ合衆国大統領が変わりました。トランプ大統領は史上まれにみる支持率の低さで、首都ワシントンでは抗議行動が起き、一部で暴徒化までしたとのことです。アメリカ第一主義を訴える新政権の行方はとても気になります。韓国では朴槿恵大統領の不正疑惑からすでに公権力が奪われ、政権が空転しており、次期大統領の座を巡って既得権者への批判や、逮捕などが起きています。例によって反日キャンペーンも繰り返されていますが、これらは新大統領に就くものが目指すルーティンです。

 大統領を国民が選ぶことは民主主義の一種の理想かもしれません。自分の代表を自分で選べるのは参政権の基本であると感じるからです。ところが、実際には政権交代期には極端な変動があります。前政権の誤りを正すのならばいいのですが、そこまでの積み上げを一気に崩してしまうことにもなるのです。

 日本の政治の在り方はかつての政権交代の時でさえ基本的な路線は変わらず、政権交代のために政界以外の人事にまで影響が波及するということはそれほどなかったと思います。それが大統領制との違いなのかもしれません。

 首相公選制ということが論議されたことがありますが、その利と不利をよく見極めなくてはいけないと感じています。