文法の習得時期
中学生に日本語の文法を教える際に感じるのは、すぐに覚えてしまう生徒となかなか覚えられない生徒がいるということです。これはどうも単なる集中力とか努力の差とは思えません。真面目な生徒でも覚えられない生徒もその逆もいます。
おそらく脳の発達段階と何らかの関連があるのではないかと考えています。なかなか覚えられなかった文法が、高校生になると意外にすんなり身につくことがあります。脳の発達には個人差があり、特に中等教育の年齢層ではその個人差が目立つのかもしれません。
だから、文法がなかなか覚えられなくてもあまり気に病まなくてもいいのかもしれません。しかるべき時が来れば習得できるものと落ち着いて考えるのがよいということです。