はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

脱線する授業

 学際的総合的な学問のあり方が必要であるという文章を読ませた上で、具体的にどのような可能性が考えられるかを生徒に問うてみました。多くの生徒は分からないと沈黙し、一向に進みません。ある生徒がタイムマシンを造り、歴史学の知識を使って過去の事件を解決するという案を出しました。荒唐無稽ながら、話の方向性はあっています。精神安定の手法を心理学から学び、それを映像か何かと連動させて戦争を防ぐために役立てるという案が出ました。悪用が懸念される方法ですが、とりあえず意見を出したことを褒めると、私と同じことを考えた生徒がマインドコントロールに使われそうでよくないと言い出しました。するとそれなら、そういうことをしない、させないような研究をという声が上がります。

 脱線を続ける授業ですが、それなりに意味はあるのではないかと思うのです。