はてなの毎日

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訳せないもの

 上映中の美女と野獣は大人になったエマ・ワトソンの魅力や特撮技術の粋を集めた映像美が注目されています。ミュージカルの手法が取り入れられた構成なのも従来通りであり、いろいろな意味でディズニーの王道をいくものです。

 日本語吹き替えも好評のようです。昆夏美と山崎育三郎のミュージカル俳優コンビは実力を認められている人であり、安定感があります。

 ところが、メインテーマのBeaty and the Beastに関しては翻訳がよくないとの声が多数あるようです。原文を逐語訳せず、全体のイメージを日本語にした訳詞は、やや字余りなことも含めて批判されています。

 英語の歌詞は多分に比喩的で歌詞の中にもある押韻が効いたものになっています。これを日本語化するのは至難の業であり、ましてメロディにのせるとなるとさらに難易度が上がります。おそらく、計算の上、今回の歌詞にたどりついたのでしょう。

 それでも違和感を持つ人が多いのは、訳せない何かを見つけているからだと思います。文学的情緒的な内容は簡単には翻訳できないという事実を認識しておくべきだと思います。

 

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