はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

多世代同居

 生徒に今後の高齢社会の克服方法について考えさせています。いわゆるブレーンストーミングの手法で語らせたところ、様々なアイディアが出ました。

 少し気になったのが、複数の世代で同居すればよいという意見が多数出たことです。高度経済成長以来、核家族化はその必然の結果として拡大してきました。大家族の呪縛から逃れた若い世帯が積極的な消費者となって社会を支えてきたともいえます。

 生徒の世代はむしろ核家族であるのは当たり前であり、兄弟姉妹さえもいない家庭も多いのです。だから世代同居のイメージがなく、むしろ羨望の対象にすらなるのでしょうか。

 甘い考えだと思う反面こうした意識の変化が行われたならば、一定の局面打開策になりそうな予感もします。複数世代で助け合うことが考えうるもっとも簡単な社会の仕組みだからです。

 きっとこのあとの日本はいろいろな面で様々な変化があります。それが急速に展開するに違いありません。