はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

逆算

 こういう年齢になってくると人生の締めくくりを考え出します。人生の終末など誰も知ることはできません。いくら健康に注意していてもそれが明日であるかもしれず、極端なことを言えば、このブログを書き終わった直後かもしれないです。

 自分の終末から今はどのくらい前だろうか。それは推測でしかすぎません。それがどんなに長くてももう人の寿命分はないことは確かです。なぜなら私はその半分以上を生きてしまっているのですから。仮に今後飛躍的に延命医療が発達してもせいぜい数十年延びるくらいです。そしてその可能性は少ない。

 健康を保っても天災によって命を落とすかもしれない。あるいは某国のミサイル攻撃の犠牲になるも知れないし、テロに巻き込まれるかもしれない。そんな大きなことではなく、交通事故とかあるいは自分の不注意による事故で落命する可能性も考えられます。

 そのように考えてくると、人生の逆算はおよそ無意味で空しい作業になります。もちろん家族に残す遺産とか、借金を残さないようにするということくらいは考えておきますが。

 数理的な考え方ができない人間とはこういうことなのでしょうか。私はきっと今もこれからも場当たり的に生きていくしかないのでしょう。