はてなの毎日

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髪の色々

 自国文化が絶対でなく、様々な文化があって、それらを共存させることの大切さが求められているのが今日の常識となっています。

 大阪の高校で生まれつき髪の色が薄い生徒に対して黒くすることを強要していたというニュースが話題になっています。事実ならばとても残念なことです。文化的な尺度が偏っていると本質を忘れてしまうことがあります。文化の多様性やインクルーシブ教育システムが求められている現状において、髪の色の強要は逆行する行動であることになります。

 奇抜な色に染髪することが風紀を乱すことに対する指導はもちろん必要ですが、さまざまな風貌の人が存在することを認めるものの考え方を身に着けさせるのも学校の大切な役割です。今回の件は日本の学校がこれまで抱えてきたことの問題点を端的に示した事例ともいえます。