はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

教育用パソコンは国産で

 コンピューターが教育の現場で今以上に活用される時代が近づいています。大学入試をパソコン端末で行うようになればその勢いは一気に大きくなるでしょう。そのためには生徒用パソコンの開発を急ぐべきです。教育現場で何が求められているのかを精査して、過不足ない製品を提供する必要があります。

 日本のパソコンメーカーは新興国の競争に負けて次々に撤退しています。高性能、デザイン性などを追求するあまり使用者の求めるもの以上を提供し続けた結果、もともと経済環境的な不利があるのにさらにそれに追い打ちをかけているのが現状です。いまは超高性能型を少数売ることでブランドイメージを保ち、何とか存在感を示しているのが実情です。

 生徒が使うパソコンは標準的な機能があれば十分で、一部は省略可能でさえあります。一方で機材の軽さと堅牢性は不可欠です。また、継続的なメンテナンスが提供される必要があります。場合によってはレンタルや保障サービスなどに新しい展開が求められるのかもしれません。

 現状では価格設定から国産メーカーが教育現場に踏み込むのは難しいですが、薄利といっても恒常的な市場が約束される訳ですからこれを逃す手はありません。ハード、ソフト、サービスなどを練り直していただければ、と思うのです。