はてなの毎日

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芸術

 実務的な教育に力を入れるというのが世の中の風潮です。効率的に有益なことをやるというのは聞こえがよいのですが、これは考えてみれば機械に代替出来ることです。AIの発達で効率性や生産性は飛躍的に伸びるのかもしれません。

 すると今の風潮はやがて機械に置き換えられることを教え、そういう人材を大量生産しようとしているのでしょうか。あるいは結果的にそうなるのでしょうか。

 近年、芸術分野こそ未来の人間を救う活路があると論じる人が出てきました。伝統的な学問観の一つに回帰したもののように聞こえます。しかし、効率を離れた感性というもう一つの感覚が我々を動かしているのは事実です。それと上手くつきあうスキルは機械に代替されにくい何かを確立する方法ではないかと思うのです。