はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

謙虚も美徳

 新幹線の重大インシデントについては間一髪であったとの報告があり驚いています。このところ公共交通機関のインフラに関する事故が数多く発生しており、日本の技術は安心だという信用が揺らぎつつあります。むしろ、これは安心というブランドを守らなくてはならないという要請から起きていることではないでしょうか。実力以上のものを提示するあまり、それが守れなくなっているのかもしれないと思うのです。

 残念ながらまだ完璧に物事を進めるまでの技術や運営力はもっていいないという事実を私たちは認めるべきだと思うのです。そして企業側にもそのことを隠さずに報告してもらう義務があると感じています。問題意識があれば改善する方策も出てくる可能性がありますが、隠蔽をつづけていればその可能性すらつぶしてしまいます。

 謙虚にできないことはできないと、間違ったことは間違ったといえることが今の日本には求められているように感じます。それが次のイノベーションを生む大前提なのだと思います。