はてなの毎日

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ロスなくす

 恵方巻きが全国的な行事となったのはそれほど昔のことではありません。ある地域で行われていた習慣を食品の販促キャンペーンとして紹介したものがたまたま受け入れられたようです。

 現在はそれがあたかも早春の吉例であるかのように考えられるほど普及したため、本来さほど注目されない太巻き寿司が集中して売れるのです。それを当て込んで売る方は食品を用意するので、当然多数の売れ残りが発生してしまいます。

 食品ロスは我が国の大きな課題であり、その実態はモッタイナイの国として知られたこととは大きな乖離があります。あるスーパーでは販売数を昨年実績に抑えることを宣言して実行したとか。拡大こそがビジネスの基本という常識を破り、社会問題への取り組みをアピールしたようです。

 何でも買えるという幸せは大切ですが、長期的なものの考え方ができるという知恵の方が価値があると感じる人が増えてきています。ロスをなくす取り組みは大切です。