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文章読解力

 中高生の基本的な文章読解力が著しく低下しているかもしれないという報告を読んで、強い危機感を覚えています。しっかりと文意が取れない人が増えることは、他人に操作されやすい人口が増えることでもあります。あるいは近年の民主主義の危機と呼ばれるものはそこに原因があるのではないかとも考えてしまうのです。

 文章読解には論理的思考が欠かせません。時間をかけても正確に読み取る習慣が要るのです。昨今の言葉を取り巻く環境は逆で、速読速解が強いられその結果、誤読誤解は当たり前ということもおきているように感じます。

 国語の教員としてできるのは読み方の涵養でしょう。伝統的な国語教育はこの分野では教育方法の蓄積があります。大学受験の国語の基本は論理的な読解力があることですから。これを中高生は早い時期から繰り返し学習する必要があるのです。

 発信型能力を高めるという要請も満たしつつ、落ち込んでしまった読解力も高めるのは大変です。国語という基礎科目の果たす役割はますます大きくなっている。そういう自覚が必要です。

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