はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

授業内復習

 生徒のノートを点検していて気づいたことを自分ための備忘録として書いておきます。予想通り、板書したことをただ忠実に写しているだけでした。これでは短期記憶の材にしかならない。

 もちろん中には私が話した冗談までメモしてくれた生徒もいました。それはそれで素晴らしいノートなのですが、ここに思考の跡は残っていない。教員の話したことを忠実に復唱する力を私は求めていない。大切なのは自ら考え答えを出す力です。

 ノートのどこがいけないのかと考えると、自分の思考の形跡がないことにあります。教員の話を鵜呑みにしているに過ぎない。それは学びとは言えないものです。

 どうしたら自ら学ぶことができるのか。それは自分で考えた形跡を残すことにあるのではないか。そこで私は授業内復習の時間を設けようと考えました。

 毎時間、授業を5分早く切り上げ、その時間に得たこと、感想(批判も可とする)を書かせる。何名かに発表させてもいい。この段階を入れるだけで自ら考える時間を設けようと考えました。本来ならば家庭でやってほしいことなのですが、理想よりも実質をとりたい。ちょっとした意識改革をしてもらう方法です。