牛久シャトー一部閉鎖を惜しむ

　茨城県牛久市にある牛久シャトーは、わが国で初めてブドウ栽培から醸造までを行ったワイナリーでした。かなり前から葡萄畑はなくなり、独自のワイン製造もしていませんでしたが、ワイナリーが見学コースとなりレストランやお土産を売る施設などがあって、ちょっとした観光スポットになっていました。

　ところが経営難を理由にレストランと物販店舗を昨日までで閉鎖してしまいました。見学コースは残ったようですがとても残念です。レストランはワイン醸造に使った建物を利用した物らしく、趣がありました。私は何度か食事をしたことがあり、もちろんワインを楽しみながら豊かなひと時を過ごした記憶があります。

　地元では復活の請願が起きているようです。私もできれば復活してほしい。場合によっては業者を変更しテナント扱いにしてでもいいのではないでしょうか。牛久駅からはさほど遠くはなく、ちょっとしたヨーロッパのような気分を味わえる空間です。ぜひ残してほしい。レストランやお土産事業が成功するためには集客が見込めなくてはなりません。それらを提案できるかどうかが復活の鍵になりそうです。