はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

教員の卒業

 私のような仕事をしていると卒業式は年中行事の一つになってしまいます。多くの方々にとって例えば高校の卒業式は一生に一回であり、その思い出は大切なもの(あるいは苦いもの)になっているはずです。教員をやるとそれが毎年のことになり、卒業式をいかに運営するか演出するかという方に腐心することになって、感じ方は変わってきます。

 教員もいつまでも続けられるわけではなく、様々な理由で職場を去る人がいます。卒業式は行われないのですが、それでも会議なので別れの言葉を語る機会は用意されています。たいていは在職中の思い出を語る人が多いのですが、中には忙しすぎる職場に対しての忠告を残す人もいます。やんわりと現状批判をする人もいて様々です。

 教員は一家言を持っている人が多く、年配の方ほどその傾向があります。若い人は契約の仕方も関係するのか仕事に関してドライであり、別れの言葉もあっさりしています。

 3月は教員にとっても卒業の時期です。すっかり引退する人もいれば別の学校に移る人もいるのです。

今週のお題「卒業」