はてなの毎日

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大丈夫

 大丈夫ですか、という質問を昭和時代にされたら心身のなんらかの不調を疑われたことを意味しました。大丈夫です、と自分でいうときには他人の心配に対して問題がないので気づかい無用という意味だったと記憶しています。

 ところが、いつの間にかこの言葉は意味が軽くなっているようです。むしろ結構ですとか、いらないというくらいの意味合いでしばしば使われます。コンビニで弁当を買ったとき、割り箸や使い捨てお手ふきを付けるかどうかを店員が、~は大丈夫ですか、と問えば、客が大丈夫ですと答えています。始めは違和感を覚えていたのですが、私も気がつけば使っています。

 大丈夫は本来立派な男子の意味で、そこから危なげないという意味が生じたものと思われます。揺るぎない確信が現在の許諾、もしくは拒否の意味になったいきさつには興味があります。言葉の意味の変化には様々な要因があるはずです。