死臭を知らない平和論
私たちが平和を語るとき、それは多くの場合机上の空論です。多くの人は戦争を知らず、死臭をかいだ経験もない。それは仕方がないことであり、平和を語る条件にするべきではありません。
ただ、自らが生死の境に立たされていない私たちにとって、戦争は過去の事実であり、たとえ何万人、何十万人が死のうと実感としては伝わってきません。それが現代人の最大の弱点であると察します。
戦争ゲームがそのまま現実につながると考えている人はいないとは思いますが、戦いがゲーム感覚で行われ、勝利すれば報酬がもらえるという感覚はかなり定着しつつあると考えます。私はどちらかがウィンする戦いはないと考えています、かならず双方に傷は残り、場合に酔っては致命的な問題になることもある。そう考えています、
私は戦争を直接体験した先輩にもっと積極的に発言してほしいし、それが混迷している事態を変えるきかっけになると信じています、自分の平和への執念を見せるのが今日の記念日の目的のひとつと信じます、