四季の危機
明日の東京の予想最高気温は33度という情報があります。10月としての記録更新の可能性もあるとか。
地球温暖化という言葉はすっかり市民権を得て誰もが知っています。その原因が人為的なものなのか自然の摂理なのかは議論がありますが、どうも人間の責任が大きそうだという考えに纏まりつつあります。それならばまだとるべき手があります。
いずれにしても、この頃の季節は春と秋がやせてしまい、暑い夏と降りすぎる雪が多大なる被害をもたらしています。古典文学の世界では春秋こそが作品の生まれる季節であり、その意味において気候変動は文化的な大問題ということもできます。豊潤な季節のもたらす恩恵を失うことになるかもしれないのです。
四季という季節感の危機を私たちは直視しなければなりません。