はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

今日から師走

 2019年最後の月が始まりました。師走はいつもどたばたと終わっていくような気がしています。やるべきことをきちんと整理することができず、次の目標も展望できないまま勢いで終わっていく感じです。

 よく考えてみれば毎月同じような繰り返しをしているだけであり、12月がとりわけ特別なわけではない。時間は継続的に流れており、そこに何かがあるわけではないのです。12月という月が一年の最後になったのは偶然であり、そもそも自分の誕生月こそが自分にとっての最終月であるはずです。

 それでもこの月を特別視するのは私たちが時間に対して共通の区切れをつけたいという願望に基づくものであり、同じ時間を共有していることを制度上から認めようとする試みなのです。人によって実は全く違う時間の中を生きているということを私たちは意図的に隠そうとしているのかもしれません。

 私にとってのこの月が何かの始めの月なのか、終わりの月なのかは私自身にも分かりません。それはいわば神のみぞ知ることであり、自分の時間の資源がいかほどであるのかどのような経過を取っているのかについては全く知らないのです。カレンダーの枚数が少なくなったことで時が流れていることを知り、次の季節が近いことを知る。私たちはそういうことを繰り返しながら生きているのでしょう。師走はそれを思い出させる月でもあります。