はてなの毎日

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セルフレジ

 近くのコンビニにセルフレジが登場しました。それほど混む店でもなく、店員も足りているのにです。

 セルフレジが設置されているのはこれまでのレジの棚の上であり、すぐ横には店員が立っているのです。これではほとんど使う意味がない。それなのにセルフレジの設置を告知する幟がたてられています。この風景をみて思うことがいろいろあります。

 まずセルフレジはこれから増えていくのだろうということです。電気を流していれば人件費がかからないレジ係はコストダウンに最適です。人が足りなくて困っているコンビニ業界では多少のごまかしが発生するリスクよりも人件費削減の方がはるかに良いのでしょう。そしてますます人間のいない店が増えていくことです。いまは単なる飾りのようなセルフレジがしだいに主流になり、店員が対応する個所の方が減っていきます。商品管理なども機械化するとますます人は要らなくなっていく。オーナーのワンオペが当たり前になっていくのでしょう。

 人がいなくなった店に魅力を感じられるのか。それは分かりません。ただ、これまでも多くのものが自動化されてきました。駅の改札にだれ一人立っていなくても私たちは何とも思いませんし、むしろ駅員がいる方が奇異に感じられるようになりました。そのうち、ただ安く買えばいい店には人はいなくなるかもしれません。セルフレジはその始まりの現象に過ぎないのかもしれません。