はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

ノートセラピー

 最近、いろいろなノート術の紹介記事を読んでいます。その中で共通するのはノートに記すことで自己の気持ちを整理し落ち着かせることという目的が書かれていることです。

 自己の内面は通常未整理であり、無秩序に押し込められています。それがうまく取り出せないときに人は苦しみ焦りを感じるのです。ノートに書き出すことによって自己を客観化して、問題点を意識下に置くことで精神的な安寧を獲得できるという訳です。

 これは言葉を変えればノートによるセラピーであり、自己改革の手段ということになります。ノートに書くことで救われる何かがあるということになります。おそらく書き終わった時点で外在化した自分を余裕をもって見つめることができる。それがノートの本来の役割だったのです。

 他人の話とか周囲の状況を描写するのがノートだと考えていましたが、深層にあるのは己の内面の投影なのです。